1958年7月1日に指定を受けた「大沼国定公園(おおぬまこくていこうえん)」は、北海道の南西部に位置しています。 「三保の松原(静岡県静岡市清水区の砂嘴)」「耶馬渓(大分県中津市にある渓谷)」と並んで「新日本三景」にも数えられている大沼国定公園には大沼や小沼の他に標高1,131メートルの渡島駒ケ岳などがあり、年間を通して美しい風景を満喫することができます。特に渡島駒ケ岳は円錐形をした成層火山で、気品のある姿が人気を呼んでいます。また、この駒ケ岳の爆発による崩壊で泥流が押し寄せられたときに堰き止められてできた大沼には多数の島も点在しており、紅葉の季節などは絶景ですので、秋の旅行を考えている人は候補地のひとつに入れたいものです。また、大沼公園には3色の睡蓮があることでもよく知られています。よくある白とピンクの睡蓮に加え、珍しい黄色の睡蓮を鑑賞することができます。 「JR大沼公園駅」からは函館空港への便利なシャトルバスも1日に3往復出ており、途中「大沼プリンスホテル」「七飯本町前」「大中山バス停前」などでも乗降車ができるようになっています。
1963年7月24日に指定を受けた「ニセコ積丹小樽海岸国定公園(にせこしゃこたんおたるかいがんこくていこうえん)」は陸域部分が19,009ヘクタール、海中公園地域が43.6ヘクタールを擁しています。このニセコ積丹小樽海岸国定公園の見どころのひとつは、何と言っても「海食崖(かいしょくがい)」です。 神威岬や積丹岬などがあることで知られている積丹半島には何と100メートルを超える海食崖が見られると共に、先史時代の遺跡なども数多く発見されており、図り知れない価値があります。この他、「神威岩」や「水無の立岩」なども一見の価値がある奇岩のひとつとなっています。 他にも「ニセコアンヌプリ(1,308メートル)」「雷電山」「弁慶の刀掛岩」「盃海岸」「竜神岬」「神威(かむい)岬」「積丹岬」「黄金岬」「島武意海岸」「忍路海岸」「オタモイ海岸」「祝津海岸」などといった見どころがありますので、北海道を旅行する際にはぜひ一度訪れてみることをおすすめします。
「日高山脈襟裳国定公園(ひだかさんみゃくえりもこくていこうえん)」は最初、「襟裳道立公園(えりもどうりつこうえん)」として1950年に指定を受けましたが、1958年には「襟裳道立自然公園(えりもどうりつしぜんこうえん)」に名称を変え、1981年に現在の名前で国定公園に指定されました。 日本各地からの旅行客が集まるこの国定公園には「幌尻岳(ほろしりだけ)」(標高2,050メートル)や「ペテガリ岳(1,736メートル)」などの山々が連なっており、非常に貴重な「ナキウサギ」の他にヒグマやエゾシカなども生息していることで知られています。公園内の「アポイ岳」(標高810.5メートル)は橄欖岩(かんらんがん)でできている珍しい山で、珍しい蛇紋岩(じゃもんがん)植物なども生育しています。 ちなみに「アポイ」の語源はアイヌ語の「アペ・オ・イ(火のあるところという意味)」から、そして「襟裳(えりも)」という言葉はやはりアイヌ語の「エリモン(うずくまったネズミ)」から来ていると言われています。
「網走国定公園(あばしりこくていこうえん)」は、1958年7月1日に国定公園に指定された面積372.6平方kmの公園です。北海道の国定公園としてはそれほど面積的に大きくない方ですが、40種類以上もの野草を楽しむことのできる公園内の「小清水原生花園(こしみずげんせいかえん)」では、「クロユリ」や「センダイハギ」など、四季おりおりの花が鑑賞できます。 この小清水原生花園を訪れるには網走バスに乗って「原生花園」停留所で下車するか、北海道旅客鉄道釧路本線の「原生花園駅」で下車するのが最も便利です。 また、網走国定公園は7つの海底湖「サロマ湖」「能取湖(のとろこ)」「リヤウシ湖」「網走湖」「藻琴湖(もことこ)」「濤沸湖(とうふつこ)」「濤釣湖(とうつるこ)」があることでもよく知られています。また、秋になると塩湿地帯に一斉に開花する「厚岸草(アッケシソウ)」や「エゾスカシユリ」「ハマナス」「ヒオウギアヤメ」などの花々は旅行好きの写真ファンなら見逃せません。
